2011年10月4日火曜日

時代は変わる・・そして、変わらないもの・・・

 ハードロック系のライブハウスと、どっちかと言うとメタル系、
いや、パンク系・・?!
それと、ロックンロール系、ブルース系、いや、
俺には、正直良く分からないが、
違ったイメージのライブハウスが3件あった。

俺が良く行ってたのは、その中でも住んでるとこから近かった店で、
まあどっちかと云うとロックンロール系とでもいうか、
ブルース系といったらいいのか、
そんな店で、作りが入りやすかったとでも言うか、
外から中が覗けたから、といったらいいか、
その店にチョコチョコ寄ってた。

中の様子とか分かりやすかったし、金も無かったから、
外から様子を見てた。

けっこう、似たようなタイプの連中が外に溜まってたりして、
いろんな、やつらとそこで出会えたりしてた。

昨日今日、音楽始めましたとか言うようなのから、
メッチャベテラン風の人まで、外で飲んでたりして、
いろんな絡みが面白かった。

そうそう、目の前が栗畑で、その中に隠れて呑んでたりも出来た。
けっこう、いい感じで、人と知り合えるような感じだった。

そこまで言えば、もう知ってる人はすぐ分かってしまうと思うけど・・・?!
まあ、あえて名前は出さないけど、懐かしい風景だな~・・!

今は、前にマンションが立っちゃって、影に隠れちゃったけど・・・

昔は、16号から曲がって踏み切りを超えて、右側を見ると
栗畑の向こう側に、青空に雲の絵、そしてネオン管がゆだねってて、
その建物の向こうにも空が見えていた。

”あ~、なにかある~”みたいな
”ちょっと、寄ってみようよ”みたいな感じが
好きだった。

まあ、集まってくる連中も当時の俺には、
みんなインパクトあって面白かった。
「こいつら、絶対、まともな生活してないな」的な感じが、
おかしかった。

長髪に、髭、下駄に、バンダナ、ぼろいジーンズにぼろいベスト。
みんな一癖も二癖もあって、いちいち会話がメンドくさかったよな~
(今もそんなヤツは居るとは思うけど・・・?!)

それで居て持ってるものが、おしゃれだったり。
やってることが面白かったり、
いろいろ、専門的なこと言い出したり。
メッチャクチャ、ギターとかうまかったり、
歌がうまかったり、カッコ良かったり、面白いとこだった。
旅の途中の人が尋ねてきたり・・。
働いてるやつも面白いヤツだった。

ある日、ちょっとしたミスで、仕事、やめなきゃならなくなって、
ブラブラしてたら、
その店のオーナーと言うか親父と言うか、その人に、
「ここに来るか?」って言われて、
すぐ「それじゃ、よろしく!」ってな感じで始めてしまった。

「裏に狭いけど、楽屋があるから、そこに寝泊りできるから。」

「おっけー!」ってな感じ(簡単だよね・・?)

まあ、いろいろあったりしたけど、おかげで、いろんな人、
いろんなライブ、いろんなミュージシャンと、知り合うことが出来て、
確かにいろいろ勉強になった。

楽屋はホントに狭くて、バンドが多い時は、大変だったけどね。
おまけにその部屋に二人で寝泊りしてたこともあった。

行き場に困ったやつが、同じようにそこに寝泊りするようになったり、

まあ、そのオヤジは面倒見のいい人だったということで・・!?

三度の飯と、寝床つき、後は、
なにか手伝ってりゃ、いろいろ勉強になるだろう・・?!
ってなとこで、納得しちゃってた。

「そーだ、呼び名、考えないと・・?」

「おまえ、何処の生まれだ、・・?」

「よし、今日から、お前は”カン”だ!」ってことで、
その日から、俺はカンちゃんとなって、いろんな人に紹介された。

そのうち自分でもめんどくさいので、カンと名乗るようになり、
もうすっかり”カンちゃん”になってしまった。

まあ、その店、その街のメンバー絡みと
音楽絡みの仲間には俺は、カンちゃんだ。

店の仕事はホントになにか言われたことだけして、
(それさえ出来てなかったりして・・!?)

後は、カウンターでまた、客と一緒に呑んだり、叫んだり、踊ったり。

ステージのセッティングとか照明とか掃除ぐらいはしてたけどね・・!

でもやっぱり、呑んでるほうが多かった。
一応、店員用のトリス(ウィスキー)を与えられてたりして、

なんか、がばがば飲みながら仕事してた。いま思えば待遇良かったかな・・?
またまた、ベロベロだね!  (金は無いけどね・・?!)

まあ、いろんなものを見て、いろんな人と出会って
いろんなライブも見ていろんなストーリーを見れた時期だった。

出会うもの全てに驚きがあって、
出会うもの全てに刺激を感じた時期だった。

もう、時も流れて、その頃の若者たちは、もう、
いいオヤジになってしまったり、
亡くなった人もいたり(淋しいね・・!)
いろいろ他の方面に、旅立ったりしちゃったりして、
会える機会が無くなって来ちゃってるけど、

年に何度か、音楽がらみのイベントがあって、
そこに行くと、
懐かしい顔に会えたりする。

亡くなった人も含めて、
そこで、みんな再開するような、繋がってる感じが、いいよね!

今は、あまり行く機会も少なくなったその店だけど、
今でも、水曜日あたりに行くと、

”ブルース・ジャムセッション”で盛り上がってるみたいよ!

ぶらっと入ると、スンゲー、ミュージシャンたちが、演奏してる。・・

と言うこともあるから、すごい得した気分になれることもよくあるよ!

そんな、いろんな想いを含めて”ボブ・ディラン”の

”The Times They Are a Changin”をyoutubeから・・


フェンスのある街の16号から、踏切を渡って右の方にある。
今は、栗畑の跡にでっかい建物で見えないけど、
その向こうにある。時代の足跡のイメージ。

時が流れて、変わっていくものもある。

いつまでも変わらないものもあるって感じかな・・・?!

0 件のコメント: