2012年3月28日水曜日

福生カニ坂公園駐車場

よく福生カニ坂公園駐車場に車を止めて寝てた。

 その公園では、毎年、
   夏になるとロックフェスティバルが開催されるところだ。


 出演した事も有る。


 「福生カニ坂ロック・フェスティバル」だ。

 その時は、アコースティックギター二本と、俺は
  ボーカルと云う編成でやった。

 飛び跳ねたり踊ったり、ボーカルを楽しんだ。

 順番が最初のバンドだったので、客はあまり居なかった。(笑)

 
 フリーのイベントだった。だけど、
  出演者は皆、何かしら手伝わないと出れなかった。
 
 サボってたりすると、怒られたもんだ。
   いつも酔っ払ってたからね(笑)

 それが嫌で出演しなくなってしまった。
  まあ、メンバーがなかなか定着しなかったってのもあるけどね!

 
 そんなこんなの流れも有るけど、そこの駐車場は
  結構、静かで寝心地良かったよ。

 イベントの時はいつも、そこに居るわけだから、
  ちょっと足を運べば遊べた。っていうより、呑めた・・・か?!

 少し思いいれも有るし、寝心地良かった。
    とにかく、夜は静かなもんだ。真っ暗だしね!

 夕方位になると、夕日も綺麗だったし
   朝は朝で日の当たる時間がちょうど良かった。

 終電の時間ぐらいまで唄って、金の入りが良ければ、
  行きつけの、大好きな「慎ちゃん」のやってる
 広島風お好み焼き屋さん”何やSAZAE-DO”で朝まで呑んで、
  朝方、その公園の駐車場で寝る。

 それが、いつものパターンだった。

 そこの「慎ちゃん」は絵描きで、店の作りも面白く
 福島にある「さざえ堂」という建物に思いを寄せて造ったと言う
   曲がりくねった店だった。居心地よかったな~。

 いろんなアートの話とかしてくれて、すごく勉強になった。
  
  そこの”マグロの山掛け”が大好きだった。
 ボリューム満点、腹いっぱいってかんじだ。
   当然、お好み焼きもボリューム満点。もう最高の店だったね。

 その店で唄わせて貰ったりして楽しかった。
まあ、ガラの悪そうなお客さんも居たりしたけど、
 慎ちゃんが旨く仕切ってくれてて問題はなかった。
そう云えば、テレビにも出た事の有るみせだ。

 こんな俺を好待遇で唄わせてくれた。
  呑めや食えやで、”おひねり”まで集めてくれて、
             本当に楽しかった。

 今はもう、慎ちゃんの具合が悪くなって、もう辞めてしまったけど
  本当に「慎ちゃん、そしてマリちゃん」有難うね!
お世話になりました。
      朝まで寝かせて貰ったことも有ったしね・・・。

二度と経験出来ないような日々でした。大好きです。

 
 そうこうしてる内に、以前に働いてたライブハウスが
     忙しいから手伝ってくれと言う話があって、
 また暫くライブハウスに寝泊りさせてもらったりしてた。

 でも、やっぱり、呑んでばっかりで怒られて辞めさせられた(笑)

 もう、かなり前の話だ。
  其のころ、まだ小学生だった娘も、もう立派な大人だ。
なんだかこっちが恥ずかしくなってしまうよ。

 時は流れたんだね!
    ってなわけで、いつも唄ってた「井上陽水」さんの
  ”いつの間にか少女は・・”って心に来ます。

     俺が良く唄ってます。
         録音した音が見つかりました。
  

 

 そう云えば、又来ますね。「福生カニ坂ロック・フェスティバル」が・・・・

2012年3月23日金曜日

LIVE,live,ライブ/オベイション

仕事は、適当に、音楽活動に没頭してた。

 初めは一人で弾き語りで、、、

  しかし、マイクに縛られるのが嫌で
      オベイションを買った。
 良い音してたよ。(俺の歌は別として・・・)

  そのうち、メンバーも増えてバンドになった。

 しかし、俺の歯は義歯だ。噛み合わせが悪くて
      悩まされたものだ。

 なかなか、納得いく歌が唄えない。

 練習、練習ってメンバーに良く言ってた。

 週に3回位スタジオに入って、月に4回位LIVE。

 みんなイヤイヤやってたもんだ。

 そりゃー疲れるよね。

 それでも、まだ足りないと、メンバーにけし掛けて
 
  其のうち、皆離れて行って、又一人になった。(笑)

 そのころは、LIVEで知り合った女の子と二人で
  ワンルームにすんでた。派手な娘だった。
 しかし、実は、音楽の趣味が合わない(笑)

 なんやかんや、良く喧嘩したものだ。

 彼女はヘビメタ、俺はロックンロール。
         合わないよね。

 俺が、ある年越しのイベントに行って
そこには、彼女は来ない。そして彼女は
 年越し蕎麦を一緒に食べようって言ってたのに・・

 イベントが盛り上がって帰らなかった。

 その後、大喧嘩。

 もう部屋に入れてくれない。鍵をあけてくれない。
  チェーンも掛けて俺は入れない。帰れない。

・・もう、別れよう。そう決めて窓を割って中に入って
 簡単な荷物だけ車に積んで、そこを出た。

 其のときは、仕事もしてなかったし、
  外で歌いながら自分がどこまで出来るか
 試してみたい気持ちもあったし、良い機会だと思った。

 それから、ホームレスの歌唄いの日々が始まった。

 運良く車があったから、そこが塒だ。

 冬の寒い日だった。

 どこまでやれるだろう?

 其の日其の日ギターケースに投げ入れて貰った金だけで
生きて行くんだ。自分に言い聞かせながらやってた。

 いろんな時が有った。

  俺、このままどうなっちまうんだろう?!

 水だけの時もあった。何万円も入る時もあった。

 毎日が賭けみたいなもので、泣きそうになる時もあった。

 しかし、始めてみると、もう戻り方さえ分からなくなってしまってた。

 
 いつも、調子良い時ばかりならいいけど、風邪だってひくさ。
 それでも馬鹿みたいに唄ってた。金の無い時は最悪。

 金が入らない事には休めない。
     バカみたいに朝っぱらから夜中までやった事もあった。
 もうヘトヘト、声もでない。

 立って唄ってたから足もガクガク。ひどいもんだ。
    おまけにみっともない。

 しかし、それしか出来なかった。とにかく、やった。

 「ああ、今日も水だけか・・」とか思いながらね・・・。

 始めた頃はオリジナルばかり唄ってたけど、
  リクエストが多い。歌謡曲とか・・・
 其のほうが、金を入れてくれる。

 ほとんど流しの世界さ、、、、、

 でもそのおかげでなんとか生きて来れた。

・・・そう、だいたい三日我慢すれば、いくらか入ってなんとかなってた。

 神様もなかなか捨てたもんじゃないな・・とか思った。
  生かさず殺さず、やってくれるもんだ。

 いろんな奴と出会った。面白いやつがいっぱいいたな・・・

 いろんなとこでやった。いろんな場所でやった。
 いろんな事が有った。  そう

 雨の日も、風の日も、雪の日も、炎天下の下でも・・・
  楽器には良くないけどね・・!

 オベイションも、もうボロボロになって来てた。
   
  お疲れ様「オベイション・レジェンド」がんばったな!

 俺がもっと歌が旨かったらな・
       お前にも苦労掛けないですんだかもな・・・?!


 なかなか納得いく歌の唄えない日々だった。


そのころ、良く唄ってた歌です。

 吉田拓郎さんの「せんこう花火」という曲です。

 唄わせてもらってます。