良い時ばかりじゃないさ！

良い時ばかりじゃないさ！

どうしようもなくて、自分の居場所さえ分からなくなった事もあった。


車のあるときは、とりあえず帰る場所はあったものの、
車の無い時は苦労した。

その頃「スパ昭島」と言うところがあって
昼９時から夜１２時まで千円という所があった。
よく泊まってた。

千円以上お金があれば、そこにゆったりしてたけど、
千円も入らない日は大変だった。

駅で寝転がったり、朝まで唄ってたり、
たとえ千円有っても、朝９時まではなんとかしなきゃならない。

中央線を何往復も（ギターをかかえて寝ながら）したり、公園で寝たり
とにかく苦労した。
晴れてればいいど雨の日はホント大変だった。

「俺、いったい何やってんだろう？」とか思いながら唄ってた。

でもそれでも喜んでくれるお客さんが居ると
元気づけられたよ。

自分で選んだ道。思い出させてくれるよね！

感謝、感謝、有難う。


泣きながら唄ってたこともあったさ！
でもそんな時も感謝感謝ありがとう！

神はいかさず殺さず転がしてくれる。
そうだタンブリング・ダイスさ
転がり続けるんだ感謝、感謝、有難う！

何とかなっちゃうんだよね。ホント有難う！

良い事ばかりじゃないさ！

タンブリング・ダイス。懐かしいな！

車検切れ！

　
　車検切れの時期が来て、さあ、どうしようかと思ってた時。

　「ワシにまかせろ」って慎ちゃんがなんとかしてくれた。

　　それは良いけど、車がなくなったらどうしよう。

　と思ってたら、「車,あげますよ！」とか言って

　一年半も車検付きで貰ってしまったりして、

　なんだか分らないうちに事が済んでしまって、

　軽自動車から普通車の生活になった。


　　俺は生きてるというより生かされてるんだな。と思った

　トントン調子に事が進んで楽しかった。

　
　車が広くなった分寝心地も良かったしね！


　　唄って稼いで夜は飲んで、ちょっと調子に乗りすぎたよ。

　そんなに長くはつづかなかったけどね！

　
　You Can't Always Get What You Wantって
ストーンズの曲にあるけど、正にそのまんまって感じだったね！

　一年半・・・・遊びすぎた。


　　そのころは、良く羽村の堰に車を止めて寝てた。

　川の流れる音を聞きながら寝るのも気持ち良いもんだぜ。


　朝まで呑んで羽村の堰で１０時ぐらいに起きて
川の流れをボーっと見てまた夜唄いに行く。


　　　そのころ良く唄ってたのは
”Let It Bleed”かな・・・・！？


　とにかくなにもかもが適当に良い感じで流れてた。