2011年10月3日月曜日

YAMAHA YD7000

   田園調布の寿司弁当をうってる店に入った。

「よろしくお願いします。」…「で、出身は何処?」…
「はい、新潟から音楽やりたくて、
東京方面に鉛筆転がしたら、この会社にたどり着いたんですよ。
よろしくお願いします。」………?

そりゃ、黙っちゃうよね。…新潟の恥さらしだよね、全く(笑)

しばらくして、店長が
「お前には、俺の仕事を教える。この会社の仕事は必要に応じて教えるけど、
お前がそんな気持ちなら、ここを辞めても通用するように教えるからな!」
といわれ、それから人生修業が始まった。

その店長は、腕の良い職人さんで、
どこかから引き抜かれて、この会社に入ったらしい。
確かに他の店に応援に行った時、その店長の仕事ぶりと比べると、
本当に格が違うというか、きちんとした仕事ぶりだった。
本当に職人と言う言葉が似合う人だった。
でいて冗談好きで、酒好きで、すごく親しみ易く、
和食、寿司、割烹などの世界の話しをいろいろしてくれた。

どの世界にも共通する事がある。ということだ。
どちらかと言うと、生き方的な意味だと、思っている。(違ったりして…?)




まぁいろいろ良くして貰いました。
ありがとうございます。
また何処かで会いたいと思ってます。お元気で。
店長へ・・・




寮生活だった。
二人部屋だった。
最初の給料貰ってすぐ楽器やに行って
ドラムセットを買った(まぁローンだけどね!)
50万ぐらいするヤツを買った。

YAMAHA YD7000シリーズ

カッコイイぜ〜!
シルキィパープルのメタリックに輝く、ジャズっぽい、音の切れの良いヤツ。
見てるだけで楽しくなってしまう。
当然、部屋にセットして休みの日に、相方がいない時叩いてた。
残念ながら音はミュートしながらだけどね。(それでも、やっぱり迷惑だよね!)
一応みんな公認的な感じだったんだけど、
ある日、いないと思ってた隣の部屋に、気の短い先輩が、それも風邪ひいて寝てて
ドラムを叩きだしたら、部屋に入って来てイキナリその先輩に殴られた事があった。
パンチ強かったよ。
その時唇を切って、しばらく飯を食うのもツラカッた。
その傷は今も少し残ってる。

早く寮を出なきゃと思った。(ドラムだと何処でもいっしょだけどね…)
まぁ、その先輩とはお互い謝って問題なくそれからも付き合ってたけどね。
あまり常識も知らないまま(今でもそうだけど…)人と生活するって大変だよね!
とりあえずの場所が寮だった訳で、
そこから、スタジオとか行って帰って来ると門が閉まってて入れなかったり・・・・
仕事なんかまともにできる訳ないよね!

おとなしくしてる事も出来ず、動ける程の金も知識もないまま、
夢に酔い潰れた毎日だった。

あのシルキィパープルの輝きの世界は本当にしびれたね!

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