2011年10月3日月曜日

イースト・ウェスト

”イースト・ウェスト”と言うコンテストがあった。
もう30年ぐらい前の話だ。
当時、高三だった俺たちバンド名”ザッパ”は、そのコンテストに出場した。
といっても、地区予選だったけど、かなり俺は意気込んでた。
昔から、なにかトコトンやらないと気がすまない俺は、メンバーに
「今日学校行かないで、トコトン練習しようぜっ!」って平気で口説いてた。(なんてやつだ・・・)
ところが、やっぱり、みんなは俺と違って優秀な奴らだったので、当然
「俺たちは学生なんだから、ちゃんと学校に行って、その後にしようよ!」
って、当たり前の事を口を揃えて言われて、悶々としてた。(バカだよね。そういうところが・・)
俺は一人で学校に行かず、一人だけで、いつもどおりにドラムで発散してた。
「よし。そうしようぜっ!」っていう世界をやりたかったんだけど、無理だった。・・

村の公民館を借りて練習した。
音は外に丸聞こえ。防音もしてないし、PAも無い。
まず、機材を揃えるところから始まった。
運よく、そんな田舎にも音楽好きの先輩がいて、借りることが出来た。
フォークバンドとか、”キャロル”をやってるバンドとかがいたのだ。
あまり演奏する場所とか、機会がないし、バンドが出るようなイベントとかが、
少なかったんだと思うけど、知らなかった。近所では知られてるようだったが、
もっとアピールできるような環境があったらな・・と思った。

とにかく俺たちはコンテストに向けて練習だ。
カバー曲.一曲とオリジナル.一曲ということだったので、
サンタナの”哀愁のヨーロッパ”と。あわてて作ったオリジナル曲をやった。

コンテスト当日。
まず、出演者みんながファッションが決まってることに驚いた。
いかにも”バンドですっ!”って感じのが多くて、気持ち負けしてしまった。(笑)
おまけにリハーサルで、マイクがいっぱいだし、音は、公民館とは大違い。(当然・・。)

” こりゃ~やるだけやったら、さっさと帰ろうぜっ” って話してたきがする。・・・
まあ、あまりそんなにキチンと音をとったことも無かったし、音響にやられてしまった感じだ。
本番は、まあいつもどおり、まあ特別間違えることも無く出来たんだけど。
間違えないようにするのだけで精一杯で、特別アピール出来る物も無いし、
みんなやっぱり空気に圧倒されてて、ホントに終わった後発表も待たずに
逃げるように帰ってきた。やることはやった。
見に来てくれた人達にはもうしわけない。・・・(気合負けしちゃったね。)
いい経験になりました。その時の出場バンドさえ覚えてないけどね。・・・
でも、ちょっと悔しい思いを抱いて帰った事を覚えてる。
もっと、もっと、トコトンやらないとダメだと思った。

とにかく、うちの村では殆ど見れないようなファッション、そして髪型。
機材も、見た感じ、立派なのを使ってたきがする。
大事なのは、そういうことじゃないかもしれないが、当時は、
身近にそんな環境が無かったので、  ”え~、マジかよ、こいつらっ” て感じだった。

もっと世界を広げないとねっ!

公民館で練習してた時に録音したテープが出てきたので、聞いてみた。

う~ん、 哀愁のヨーロッパ”・・・ 今思えば、なかなか良いんじゃない(笑)

~~・・・。懐かしい・・・。
かなりグシャグシャになってたけど、かろうじて聞けた。


音が小さいな~。

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