2009年6月18日木曜日

蓄音機

そういいえば、俺の実家には”蓄音機”(若い人はわからないかも知れないが・・)
があった。
なにしろお爺チャンが、それが好きで良く聞いていた。
レコード盤もけっこうあって、俺もよくいじってた。
自分でネジを巻きながら聞いてないと回転数が変化して妙な感じだ。
だけど、それが楽しかった。・・で、爺ちゃんも又よく歌ってた。
太鼓なんか叩いたりしながら・・・
そして庭に御座しいて、そこで歌ったり太鼓叩いたり、。
昼の日差しを浴びながらね!・・気持ちよかったね。
爺ちゃんの歌は民謡が多かった。  
        
  会津磐梯山は~たか~ら~の~や~ま~よ~~・・

ってなのとか、

   つ~きが~~で~た~で~た~つっきが~ぁっでた~~

てのとか・・・・。

一緒に唄ってた。  

まだ小さい頃だった。
    それが、いまの俺の原点かも知れない・・・・。
山の中のちいさな集落に家が12.3件。
山のあいまに隠れ住むように暮らしてた。そんなイメージだ。
村の中でも田舎だっていわれるような所だ。
だけど、音楽はあった。
・・・・・爺ちゃんだ・・・まあテレビやラジオでは聞けたけどね。
LIVEだよ。
そうそう、ラジオも今のエアコンサイズの壁掛け式だったな。
テレビもまだ白黒テレビだった。
世の中いろいろ変わりかけてる頃だと思う。
カラーテレビが出来たり、カセットレコーダーはやったり。・・
いろんな事件もあった気がする・・(それは今もそうだけど・・)
とにかく音楽は爺ちゃん発信で集落の中ではハイカラな家だったと思う(笑)
それからテレビの主題歌だの歌謡曲だのいろいろ覚えてきた。
数少ないチャンネルのなかからね。・・・
   そのうち歌手になりたいとか思い始めて、ほんとに、
”思い”だけで今まで来ちゃった感じだよ。
いつからか、こまかい事にこだわり始めて
いつからか、何を唄えばいいのかわからなくなっちまて、・・
  早くチューニングし直さないと何処にたどり着くのか・・・?
だけど、やっぱり歌唄いの絵しか浮かばない。
”詩”はウタと読んでほしいんだけど、大丈夫かな・・?
詩の唄えぬ歌唄いのままでは終わりたくないね!
  ネジが切れた蓄音機はちょっと聞いてらんないよ~
     誰かネジ巻いて~!~・・・(笑い)

   

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